含有分析・環境測定|株式会社アイデックス

アスベスト分析について

アスベスト検査方法は、公定法であるJISに準拠し、粉末X線回折装置と分散染色顕微鏡を用いてアスベストの有無、含有率を判定していきます。更に弊社ではEPA(米国環境保護局) や諸外国では標準的な分析方法となっている偏光顕微鏡を用いた分析も併せて行い、精度を確保いたします。

アスベスト分析について

アスベスト気中濃度測定

アスベストが含まれる建物の解体やリフォームを行う時は、空気中の繊維数濃度の測定が必要です。また、アスベストが含まれる建材・吹き付け材が使われている建物内のアスベスト空気中濃度の測定が求められます。

アスベスト気中濃度測定

アスベスト含有分析

偏光顕微鏡による観察
分散染色法による偏光顕微鏡観察

オリンパス(株)「BX51」
オリンパス(株)「BX51」

水平(アモサイト屈折率=1.68)
水平(アモサイト 屈折率=1.68)

垂直(アモサイト屈折率=1.68)
垂直(アモサイト 屈折率=1.68)

アスベスト分析の流れ

アスベスト分析の流れ

アスベストが人体に及ぼす影響

現在、アスベスト暴露に関連があるとして確認されている疾病は、石綿肺、肺がん、悪性中皮腫の3疾患に加え、良性胸膜疾患として、胸膜炎、びまん性胸膜肥厚、円形無気肺(または無気肺性偽腫瘍)及び胸膜プラークがあります。
これらはいずれも空気中に浮遊するアスベストを吸入することにより発生いたします。

アスベストが人体に及ぼす影響

アスベストの分類
国際労働機関(ILO)並びに米国環境保護庁(EAP)等における定義による6種類の分類
鉱物名 石綿名 化学組成式
石綿アスベスト 蛇紋岩系 ・クリソタイル(温石綿・白石綿) Mg3Si2O5(OH)4
角閃石系 ・クロシドライト(青石綿) Na2(Fe2+3Fe3+2Si8O22(OH)2)
・アモサイト(茶石綿) (Mg,Fe)7Si8O22(OH)2
・アンソフィライト(直閃石綿) Mg7Si8O22(OH)2
・トレモライト(透角閃石綿) Ca2Mg5Si8O22(OH)2
・アクチノライト(陽起石綿) Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2